昴「・・・・・。」
透明「ただいま〜」
昴「お帰りってここ俺の家だぞ」
透明「あっそうだった、そうだった 最近、よく来るからツイね」
昴「まったくっで今日はどうしたんだ」
透明「やっ・・・・・とだよ やっともらえたんだ
如来様の守印」
昴「うそマジかでかした透明」
透明「へへ〜っ」
昴「それじゃぁ〜、少し待ってろ」
透明「うん」
少しと言いながら、半日以上・・・
透明「うう〜っ・・・飽きた・・・」
昴「待たせたな」
透明「遅いよ〜」
昴「そう言うなよほら」
透明「こ、この法具」
昴「お前の頑張りに答えてやったぞ名前は、カルド・マンダラ」
透明「曼荼羅・・・た、確かに、曼荼羅と同じエネルギー」
昴「これなら、カルマの昇華を助けることができる」
透明「この核石のルビー綺麗だね〜」
昴「だろかなり核石の中でも精選したんだからな」
透明「でも、ルビーのこの形って、なかなか数が揃わないんじゃ・・・」
昴「あはははっ泰造さん泣いてたぞ」
透明「はははっ後でお酒でも持って行くよ」
昴「さて、それじゃぁ〜、早速皆様に使い方の説明をしなくちゃいけないな」
透明「そうだね・・・ゴホン みなさ〜ん
できたてホヤホヤカルド・マンダラのご紹介です」
昴「焼き芋みたい言うな」
透明「まあまあ、今回ご紹介するカルド・マンダラは、皆さんのアンケートで
かなり多かった、カルマの昇華をメインに考えて作られた法具です
通常カルマというのは、自らが今の生活の中で昇華しなければならない
宿命として背負ってきているもので、祓うものでも外すことでもありません
あくまでも今を生きている皆さんが行動として昇華しなければならないもの
になります」
昴「これは、惨忌(ざんき)とは違うカルマだよなぁ」
透明「うん惨忌は、家系の祟りや呪い、それ以外にも自分が前世で呪いや祟りで
亡くなってしまい、今世まで引きずってきてしまっているものを言うんだ
でも、ここで言うカルマというのは、あくまでも自分自身が前世で
おこなってきた行動によって昇華できなかった部分を今世で返す
という約束になっているもの
もちろん、カルマも2つの種類がある」
昴「徳のカルマと業のカルマか」
透明「その通り徳のカルマは、前世で積んだ徳が多くて、今世で生きてゆくための
糧として使われるから、幸せな人生を送りやすくなるもの
それとは逆に業のカルマは、前世の所業で積んでしまった業が残り、今世で返す
約束で情状酌量を得た形のものだから、必ず昇華しなくちゃいけないものなんだ」
昴「もし今世でも返せず、業として換算された場合、業の量が徳を上回れば、
地獄・・・ということか」
透明「絶対とは言わないけど、可能性は高くなる・・・」
昴「だけど、業のカルマも大小あるんだろそれに、業のカルマを
持ってきていない人もいるんじゃないのか」
透明「もちろん、カルマを背負っていない人もいるよ
だけど正直、小さいものくらいは大体の人が持ってるかな」
昴「そうなんだ」
透明「まあ、小さいものなら、だいたい自然と昇華してしまうけど、
大きいものだと、少し厄介だよね・・・。」
昴「業のカルマで大きなモノの影響はどんなものがあるんだ」
透明「そうだなぁ〜 例えば、結婚できないとか」
昴「・・・・・」
透明「ちょ、ちょっとまて私は別に業のカルマがあるからじゃ」
昴「わかってるわかってるで、他には」
透明「本当にわかってるんだろうな」
昴「しつこいわかってるよ」
透明「ううっ・・・なんだか釈然としないが・・・
他には、どんなに頑張っても生活が豊かにならないとか、
理解者ができない、パートナーが見つからないとか、
対人関係がどんな場所へ行ってもコジレてしまうとか、
健康状態が常に悪いとか、家族がバラバラだったり、
変な事件や事故にあいやすかったり、常に孤独感に苛まれたり・・・。」
昴「も、もういいや なんとなくわかったから」
透明「そうまあ、業のカルマの昇華は、どうしてもそのカルマに対して
気づきを与えるために、そのような苦しい事柄をあえて引きつけ、
そのことに気づき、その事自体を乗り越え打開することで昇華する
ものが大半だから、かなり厳しいシステムだよね」
昴「そうだな・・・」
透明「それに、普通の人は前世の記憶なんてないから、自分が
どんなカルマを背負っているのかなんて、わからないから
昇華したくても昇華しづらいよ」
昴「確かに、自分に掛かっているカルマを知っていれば頑張れるのに、
わからないからこそ、悩んでしまうかもしれないな・・・」
透明「ということを、仏様たちに直談判してきたんだ」
昴「マジかお前、相当怒られただろう」
透明「う、うん、ちょっとねでもそこは、得意の説得術で」
昴「本当にお前もよくやるよ」
透明「でも、そのおかげで如来様の守印を戴けたんだから、御の字だよ」
昴「確かに、これがないと、流石の俺たちでも禁忌に触れてしまうからな
そういえば、代替価は、アレで良いのか」
透明「うん 守印を持って人の幸せを祈り手助けをすること
カルド・マンダラ自体が守印になってしまうから、この法具を持って
人の幸せを間接的で良いから手助けすることができれば、
業のカルマはどんなものでも、昇華できると思うよ」
昴「なるほどな それで、まじない機能か」
透明「うんこれなら、沢山の人を幸せにするお手伝いもできるし、
その上カルマを昇華する為の行動としても認められる」
昴「お前、頭が回るというのか、何というのか よく考えるなぁ〜」
透明「へへへっ 鼻血出るくらい悩んだけどね あっそうだった
あとコレはお願いなんだけど、カルド・マンダラを購入いただいた方の代金から
ご協力いただいた仏様への御供物代を払わせてくれなかな
そうすれば、カルド・マンダラを持っている人から直接、御供物を預かった形で
奉納できるから、仏様にも皆さんを認識してもらえると思うんだ」
昴「それって・・・はぁ〜まあ良いんじゃないか そこは俺らが頑張れば
いい話だろ」
透明「さすが昴話がわかるねぇ〜」
昴「それはそうと、今回は祓いの発動とおまじないの発動は別々の呪文にしたぞ
祓いの真言とまじないが同じ周期で発動すると安定しないから、円かに言って
安定的に使える呪文構成を作らせたから、後で円かにも礼を言っておいてくれ」
透明「ま、まじで あいつ、何か要求してこなかったか」
昴「ああ今度、透明がおごるという話で落ち着いたから」
透明「・・・・ (私は一切、安定も落ち着きも得られませんが・・・)」
昴「さてと、後は機能の説明だな 皆様、カルド・マンダラは、
半径15メートルの効果範囲を持ち、効果範囲内の人や物全ての呪解が可能です
そして、装着者のみになってしまいますが、装着された方の呪解が始まると、
その方の血の記憶を追い、血の繋がっている方、全ての呪解が行われます
そして、カース・ブレイカーではお墓の呪解はその場に行かなければ
ならなかったものを、お墓に遺骨があれば、血の記憶が追尾し、
お墓自体の呪解も完了させることが可能となりました
このことで、皆様を悩ませる呪い・祟り・惨忌を後世に残すことなく
呪解することができますので、安心してください」
透明「それと、これは異例中の異例ですが、今回ご協力いただいた仏様の中には
荼枳尼天様(お稲荷様)や鬼神の神様もいらっしゃいましたので、
カルド・マンダラをお使いいただくことで、今までの不義理による祟りも
一度だけですが、情状酌量をいただけるとのことです
もちろん、その後の不義理はNGですが 今後を視てくださるということなので
お心当たりがある方は、呪解をしてみてください
ただし、祟りが降り掛からなくなっても、スグにはお参りを止めることはせず、
祟りを受けていない状態で、必ずお礼参りとお詫び参りを続け、少しずつ疎遠に
してゆくなど、今後の鬼神様とのお付き合いを考え、おこなってくださいね」
昴「はぁ〜・・・お前、それが狙いだったんだな」
透明「いや〜っ ご相談してたら、ご提案いただけたから、ラッキーだったよ〜」
昴「わざとらし過ぎる・・・」
透明「クスクス」
昴「さて、おまじないのこともお話しなければいけませんね
おまじないは、全てその方の幸せへのアシスト呪文で構成されています
サクセス ギア、マギ トレーサー、ヴァンダルクル、エルピダ マギアのように
自由に願いを叶えるものではなく、お相手の幸せへの切っ掛けを作り出すモノ
となりますので、ご了承ください」
透明「相手が何を望み、どのような幸せを掴みたいのかを見定めるのも、
カルマを昇華する行動に入っているので、しっかりと相手のことを考えて
呪文を選んでくださいね」
昴「それと、おまじないは、自分が相手に掛けることも、相手から自分に
掛けてもらうこともできますので、上手にお使いください。
その際は相手の方のカルマも昇華できますので、ご安心を」
透明「昇華するカルマの量や強さは、人によって違いますが、どんなに大きなカルマでも
約20人の幸せを心から願っていただければ、昇華できると思います
ですから、一人の方に何度もおまじないを掛けても、カウントは1なので、
なるべく多くの方におまじないを掛けてあげてくださいね
それに、カルマの昇華が終わった後でも、人の幸せを望んでおまじないを
掛けていただければ、皆さんにとっての徳積みになると思います」
昴「あっ大切なこと思い出した」
透明「」
昴「このおまじないって、掛けた相手が幸せにならなくちゃカルマは昇華できないのか」
透明「そんなこと無いよ カルマと言うのは、自分自身のモノ
だから、人の幸せを願うという行動があれば、カルマは昇華できるんだ
ただ、その後の徳積みは、その事が切っ掛けを呼び、相手が幸せを実感しなければ
徳積みとしては成立しないから、そういう意味でも沢山の人におまじないをかけて
幸せを願った方が良いと思うよ」
昴「それを聞いて安心したよ切っ掛けを与えても、相手がそれを上手く使えない
場合もあるからな」
透明「でも、この法具の力なら、より具体的に切っ掛けを引き寄せてくれると思うから
心配ないと思うけどね」
昴「そういえば、今回、下取りはどうする」
透明「う〜ん・・・供物代もあるし・・・使う核石も違うし・・・。」
昴「そうだなぁ〜・・・」
透明&昴「それじゃぁ五千円で」
透明「」 昴「」
透明「あはははははっハモった」
昴「まったく でも、それが限界かな・・・
皆様には悪いのだけど、これ以上は寄付もできなくなるからな」
透明「そういえば、カース・ブレイカーとカルド・マンダラの同時使いで
相乗効果ってあるのかな」
昴「あるよカルド・マンダラの効果範囲内に、カース・ブレイカーを置けば、
呪解スピードが格段に上がると思う」
透明「どれくらい」
昴「倍にはなるかな」
透明「それって、結構すごいかも」
昴「難しい呪解もわりと楽にできると思うから、一緒に使ってもらうのも
有りだとは思うけどね」
透明「でも、まあ、そこは皆さんの判断に任せよう」
昴「そうだな」
透明「さ〜てと、私の役目はここまでかな」
昴「よしそれじゃぁ〜後は、俺が頑張らないとな」
透明「法具づくりは任せたよ」
昴「おう 少しでも早く皆様にお届けできるように頑張るよ」
透明「それでは、みなさ〜ん
リクエスト法具・第五弾 カルド・マンダラ
是非、お役立てくださいね〜」
皆さんのカルマが昇華され
幸せの道筋が輝きますように
透明&昴より